グレン・グールド エクスタシス
「シャイン」がピアニストの映画と知らずにこれを一緒に借りました。
なんて奇遇(笑)
私の大好きなピアニスト。ヘンな人です。
そのヘンな人ぶりと天才ぶりをドキュメントした作品。
「大衆」の前で演奏することを嫌ってコンサートをしなくなり、スタジオレコーディングやテレビなどのメディアに出ることを積極的にした人です。
奇癖をたくさん持ってらっしゃるのでそれを列挙するだけでも番組が1本作れます(笑)
人間的にとうてい好きになれそうもなさげな彼なのに、彼のピアノは最高。なんか悔しい。
「シャイン」の主人公とはまるで正反対なので対比させるだけでも興味深い内容でしたね。
しかし、正反対なのに、突き詰めていくと同じ高みに到達するというのはおもしろい話ではありませんか。
ドキュメントなんで誰にでもオススメするわけではないですが、ピアノ好きやヘンな人好きなら試しに見ることをお勧めいたします。
出張先のホテルで暇を持て余して、滅多に見ないテレビをつけたら、ピアノ弾きながら鼻歌歌ったりする変なピアニストのドキュメントをやってました。
それが、この人です。
彼はちょっと極端ですが、でも共感する思いが多々あり。
他人事に感じられなかったので、もっと知りたいとは思ってました。
そしたら妻がこれを借りてきてくれたと。
「シャイン」との対比などは、妻と同意見です。
このドキュメントの見所は、地味に語り手のおふたりのような気がします。
語り手というのは普通、目立たないようにしてるもんですが、ちょっと演出が目に付きすぎるふたりで、真面目に観ようとしてると、ツボにはまる可能性があります。
気をつけて(笑)
投稿情報: かずき | 2004/03/28 13:18