「当り」でしたー。
ガイ・ピアーズ主演。キャリー・アン・モスも出てます。
この映画は、「結末」からストーリーが始まり、時間が細かく逆流しながら進行する映画です。
時にはイラつくほど細切れになっていくのですが、それが効果的。
だんだん、主人公の感覚に同化していく自分がわかるのです。
「記憶をカラダに彫りこんで犯人を追う」というところに惹かれたんだけど、カラダのタトゥーはそこまで大事じゃないですね。
もちろん、大切な「キー」ではあるんですが。
救いの無い話でありながら、「ミスティックリバー」のような陰惨さはありません。
救いの無さだけで比較したら、もしかしたら「メメント」の方が救いがない気もするのに不思議です(^_^;
シナリオの深さではなく、「雰囲気」や「感覚」を楽しむ、そんな映画ですね。
「キューブ」みたいな「隠れた名品」だと思います。
(キューブはすっかり有名になってすでに「隠れて」はいないんですがね(^_^;;)
なので、同監督の「フォロウィング」も観てみたいです。
あ、エンディングロールにD.ボウイの曲が流れるんですが、これもとてもよかった。
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