僕は娘がいる父親として、サム(ショーン・ペン)に感情移入できましたし、妻はリタ(ミシェル・ファイファー)に共感していたようです。
そんなわけで、そこそこ良かったと言えます。
僕は娘がいる父親として、サム(ショーン・ペン)に感情移入できましたし、妻はリタ(ミシェル・ファイファー)に共感していたようです。
そんなわけで、そこそこ良かったと言えます。
重く、救いの無い作品だということだけ聞いていて、敬遠していた作品のひとつです。
実際にレンタルショップに足を運んでいたのでは、きっと借りないだろう作品ですね。
一般に、非常に評価の高い作品です。
僕の中のランキングでもきっとかなり上位に入ることでしょう。
声を押し殺すように、目を手のひらで強く押し付けながら、ただただ泣きました...
やるせなくて、涙が止まりませんでした。
実は僕、黒澤 明をまともに観たことが無かったのです。
オンラインDVDレンタルじゃなければ、借りることがなかったかもしれません(^^;
観るならきちんと主要作品を、初期の頃から追ってみようかと思って借りたのがこの「酔いどれ天使」でした。
三船と黒澤が初めて組んだ作品ということで、やっぱここから観ないといけないだろと。
こう、なんというか「私が思っている邦画のダメだと思うところ」てんこ盛りだったです。
箇条書きにすれば次のような点でしょうか。
謙さんが出てると知り借りました。
っていうか、オットは前から観たがってましたが。
私、西田敏行があんまり好きじゃなくて。しかも「泣いちゃう感動秘話」ってのもあまり好きじゃなくて。
もちろん、この映画も実際観たら泣いちゃったんですけどね。
ヘタすりゃCM観ても泣くほどの涙腺の弱さなんで・・・。
良かったですよ。
「プロジェクトX」をまま映画に仕立てた感じというか。
特に最後はベタだけどダーッと泣いてしまったし。
謙さん、良かったです。(注:彼が主人公ではありません。あくまで主演は西田敏行です)
しっかし、この映画、ホラーですね。
30年間生きてきて、これ以上怖い思いをすることは、後にも先にも無いと感じました。
僕の中では最高のホラーです。
これを越えるホラーがあったならば、僕は観ながら死ぬかもしれません。
この作品も危なかった。
映画館で観てたら、死んだでしょうね...
アレを好きな人は中々いないでしょうが、何より僕はアレが大の苦手でして、僕を殺したければ包丁は要らぬ、アレを背中に入れればいいというほどなのです。
ジュリアン・ムーアが綺麗だったことを思い出して、悪い記憶を消し去ろう...
でも、ジョニーデップが出てるのは知らなかった。
確かに、出番は中盤に少しとラストだけ。
でも、けっこうポイント的な役どころなんで役柄としては美味しいと思います。
「海賊」「水にとびこむ」というキーワードがあるので船長ファンの私はニヤついてしまいました(笑)
とにかく、素敵~~~
いや、ジョニーさんもだけど、ジュリエット・ビノシュがすごくキュート。
見所は、「ザイオン攻防の戦い」です。すごいです。
一作目から出てくるメカニカルなイカみたいなやつがそりゃもう大量に出てきます。
ヴィジュアル的な見所はここ。断言できる。
だって、最後のスミスとの戦いは一作目から連綿と続いてきてるものだから目新しさはないんだもん。
シナリオも悪くないと思いましたよ。
大風呂敷広げてショボい終わり方されたらイヤだなぁとは思っていたんですが。
まぁ、「ズルいなー」とは思いましたが、まぁ妥当かなーと。
巨匠黒澤監督の遺作ということで、評価が割れていたりするこの作品ですが、実際のところ、とてもよかったです。
黒澤作品は「七人の侍」を流し見した程度のダメ人間ですが、これ、よかったなぁ。
「晴れ晴れ」というか、「しみじみ」顔がほころぶ、そんな映画でした。
さすが、殺陣のシーンは迫力というかピーンと張り詰めた空気が感じられるのですが、それは劇中のわずかなシーンです。
それゆえ、三沢伊兵衛の「剣豪」さが際立って印象に残ります。
カメラワークや、大仰な芝居がかった台詞回しなど、黒澤カラーも楽しめます。
「黒澤」というブランドを廃して観ても、とてもいい作品だと思います。
根底に流れる「優しさ」みたいなものが「阿弥陀堂だより」に通じる気がしました。
これは、寺尾さんの渋くて優しいお声からくるものでしょうか?
「雨あがる」と「阿弥陀堂だより」、両方のご夫婦も穏やかで優しい印象が同じだったもので・・・だからのイメージかもしれませんが。
うーん、ここ数日でさらに「時代劇好き」に拍車がかかりました~~~。
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