いやぁ~、あまり評判よろしくなかったし、期待してなかったんですけどね。
やってくれましたね、タランティーノ監督。
もう最後までタランティーノ炸裂。
これはほんと、ちょっとお洒落っぽいし、ユマ・サーマンやルーシー・リュウが出てる日本が関係ある映画らしいから・・・なんてノリで、タランティーノに対する免疫なくして見てしまった人からは、猛烈な反発と拒絶反応を喰らうでしょうね。
散々こき下ろしてる話しか聞こえてこなかったんですが、うちら夫婦に言わせれば「タランティーノ良くやってくれた!」と。
ゲロゲロで、ビシャーっでブシューっでドバドバなのはこれでもかってくらいで、ダメな人は本当にダメなんでしょうね。
あそこまで派手にやると、残酷じゃなくて、笑えますけどね。
意味なんてなくって、ただひたすらタランティーノらしさの極みってやつですね。
俺は映画にシリアスさを求めるタイプですけど、そういうの無視してぶっちぎちゃってる映画なら、それはそれで受け入れちゃいます。
たとえば、こんな映画ね。
タランティーノ最高!
「パルプ・フィクション」とか、「ジャッキー・ブラウン」を期待して観てはダメです。
つまり、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」がダメだった人にはダメってことです(笑)
彼お得意の、金と手間をかけた、「スペシャルB級映画」。
すごいですよ、日本刀片手に飛行機に乗るんですよ!
ルーシー・リューは「サムライジャック」さながらの着物の着こなしだし(笑)
殺陣は、マンガを元に実写にしてみたってくらい突き抜けてます。
あれは、そのまま「北斗の拳」に流用できそうだ(笑)
なお、私には知識不足で分からないところも多々あったのですが、
昔の時代劇の殺陣とかのパクりなども非常にオタクちっくで、「知ってれば知ってるほど」楽しめるらしいですね。
ラスト近くで流れる歌も、知らないもんなぁ・・・私の親世代くらいの唄なのかしら。
投稿情報: はるか | 2004/06/27 13:36