ジョニーデップ、クリスティーナリッチ、ケイトブランシェットが出演しています。
後から涙が出てくるような、そんな映画です。
事実、私は映画を観ている間は泣かなかったけど、その後に涙が出ました。
というか、今も、思い出して半泣きの状態です・・・。
淡々と流れる音楽と情景。絶望的な情勢なのに、そこに溺れることなく人物とストーリー描かれています。
クールというのともちょっと違うんだけど、なんと言うか、登場人物の感情が高ぶるシーンでも、カメラそのものはとてもクール。
感情移入してる自分の心だけが人物にシンクロしていくような感じでした。
「さあ、ココが泣き所だよ」みたいなのが一切ないのがすごくよかった。
でも、泣き所は実際にはたくさんあるんですけどね(笑)
クリスティーナ・リッチも綺麗ででも強くて素敵な演技をしてたんですが、私はケイト・ブランシェットの方が強く印象に残りました。
見た目はスーザン(クリスティーナリッチ)よりも派手で強くてしたたかな感じなのに、ホントウはとても脆いところがある・・・。
そんな強くも脆い女性を見事に演じていて、見ほれてしまいました。
出で立ちも、エルフの女王様からは想像もつかなくて「化ける女優なんだなー」と。
それと、出番は少ないながら、圧倒的な存在感のジョニーD。
台詞も少なくてヘタな演技ではただの薄っぺらい人物になりかねないのに、そうならないのはさすがかと。
というか。
ごめん、とにかくカッコいいの!!(笑)
あの、黙った横顔の、口の端がちょっとだけ上がるところ、くうううううう!!カッコいいーーーー><
あの、ちょびっと笑顔が素敵すぎ。
終始、クールでセクシーな彼が最後にみせたあのシーンは、思い出すだけで涙腺が・・・。
セクシーさの度合いは「ドンファン」より高かった気がする・・・ま、個人的嗜好ですけど。
オペラ歌手が出てきたり、主人公のスーザンも歌を歌ってるので、音楽がいいです。
サントラ欲しいなーと思う、数少ない映画かと思います。
女性の方に特にお薦めします。
監督が女性なせいか、女性の心により強く訴えるものがある気がします。
いや、けっして、ジョニーDが、とかじゃなくて、女性の人物の描かれ方を観てそう思ったんですよー。
現に、オットには特別な印象を残さなかったようだし・・・。
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